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新人実務家のための相続・資産税講座(5)

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新人実務家のための相続・資産税講座、

第5回も引き続き、民法上での相続の扱いについてです。

【相続財産に関する費用】

第885条

 相続財産に関する費用は、

 その財産の中から、これを支弁する。

 ただし、相続人の過失によるものはこの限りでない。

第885条2

 前項の費用は、

 遺留分権利者が贈与の減殺によって得た財産を以って、

 これを支弁することを要しない。

 相続人は、相続の承認や放棄をするまで、

 相続財産を管理する義務があります。

 

 同時に債務などを弁済して相続財産を清算しなければなりません。

 相続財産の管理には、様々な費用がかかります。

 例えば、

 固定資産税等の税金、登記費用、財産目録の調製費用…など。

 これらの費用については、

 相続人が自分の財産から支払うのではなく、

 相続財産を取り崩して支払ってもいいよ!

 ということが規定されています。

 ただし、相続人の過失で生じた費用については、

 自分の財産から払わないといけません。

 

 こういうことは、実務的には常にでてくるでしょう。

 相続税の申告までは亡くなってから10ヶ月あります。

 相続税の申告を目安に相続登記などの遺産分割などを行おうと思っても、

 それまでの管理は誰が行うか、

 管理費用は誰が払うか…

 銀行口座も凍結されると払い出しができません。

 相続人が自分の財産を取り崩して切り崩して支払いにあてるのもおかしいですよね。

 こういう場合には、

 一部の銀行口座の凍結を解除して、

 支払いにあてることもできます。

 分割が整うまでは、

 相続用の口座を開設して、そこで管理し、

 最終的に相続財産の中で精算するという方法もあります。

 

 

 いずれにしても、

 後日、相続財産のうちから精算できるような記録を残しておくとよいでしょう。

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