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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指すブログ-TaxAccounting&Financial Planning

商圏の分析手法

商圏調査は、開業場所の選定をデータ面から検証する作業であると同時に、事業計画を作成する上での見込患者数を算出する資料となります。

商圏調査は、次のような方法で進めていきます。

クリニックを例にとって説明してみましょう!

1.情報の収集

 白地図を購入し、開業地を中心に半径500メートル、1キロメートル、2キロメートルの円を描き、診療圏を設定します。

 市町村役場で町丁別、年齢別の人口統計や最近の人口動態等の資料を入手します。

2.現地調査

 前述したように地域を歩き、どこに何があるのかを把握します。特に競合となる企業店舗の情報を入手しましょう。

3.診療圏マップの作成

地図に開業予定地と競合店等をプロットしていきます。

4.診療圏の設定

 自社の商圏を設定します。業態や業種、地域の状況によって異なります。

 マグネット(スーパーや商店街などの客を誘引する要因)やバリア(鉄道、川、幹線道路など自店舗への通院を妨げる要因)などをもとに商圏に修正を加え、実質的な商圏の設定を行います。

5.来客数の推計

 設定した商圏内の人口などをもとに計算します。

6.自院の見込患者数の算出・総合判断

 5で算出された来客数は、他に競合する店舗が全くないことを想定した場合の、商圏内の潜在的な客数を意味します。

 商圏内には必ず既存の店舗や企業があり、競合相手となるケースとならないケースがあります。

 近隣の店舗等の評価を行い、自社にどの程度の客を誘引することができるか、どの程度競合するかなどの検討をする必要があります。

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