大チャンス到来…またまた思わせぶりな副題です。
ピンチかチャンスかは人によって様々ですが、ほとんどの人はピンチの時代です。
しかし、うまく適応できた人にとっては大きなチャンスになる時代でもあります。
本の中でも松井秀喜の適応力について触れた部分がありますが、変化の激しい時代だからこそ、適応力が最も重要なのかもしれませんね。
明治維新も、ITバブルも、変化への適応力にすぐれた一部の若者が社会のあり方を変えたという意味では同じではないかとも考えられます。
こんな時代ですからいつもまでも20世紀型の仕事をしていては生き残ってはいけません。
そこで大前研一氏が提言するのがこの「ビジネス力」という考え方なのです。
章ごとに必要なビジネス力を解説しています。
先見力、突破力、影響力、仕事力、人間力。
前回の即戦力の磨き方が3種の神器と呼ばれる3つの基礎的なビジネス力をテーマにしたのに対し、今回のこの本は多少応用的なスキルといえるのかもしれません。
しかし、中心にあるのは大前研一流のビジネスマンの生き方。
この二冊は30代、40代の男性ビジネスマンのバイブルといえるのかもしれません。