友人である「学び案内人シュエ 」さんから戴いた本を読みました。
12月はなかなか時間がとれずに年末休暇まで引っ張ってしまいましたが…
読書が「知識」と「行動」に変わる本というタイトルです。
シュエさんが著者本人から受け取ったものを、自分はもう1冊もっているから…といただいてしまいました。
さて、できるビジネスパーソンはすごい読書量というイメージがあります。
勝手なイメージですが、現実もそれに近いでしょう。
ビジネス書は最近あまり読まなくなりましたが、この本は読みやすくてわかりやすい本でした。
副題として、「読書で理想の自分を手に入れる」とありますから、自己実現の手段として読書を活用しようというような内容です。
帯には「マインドマップ」「記憶術」「セルフコーチング」と自己啓発に興味のある人にはお馴染みのキーワードが入っています。
いわゆる読書術の本なのですが、読書の先のことまで含めて、効率、記録、記憶、行動といったところがキーワードになっています。
フォトリーディングなどの読書術と、マインドマップ等の記録術、学んだことを忘れない記憶術、さらに行動に生かすためにはまず何をやるべきかという指針についてがわかりやすく紹介されています。
もちろん、割と大きな字と挿絵付きで200ページくらいの分量ですから、この1冊ですべて理解できるというものではないようです。
気になるものはもっとそれぞれを掘り下げて学べる本や、セミナー等で勉強するとよいでしょう。
自分は学びや読書は仕事や収入のためと思っていますから、この本の内容に賛同ができました。
もっと詳しく学びたい部分もありますが、実際に知っているしやろうと思えばすぐに実践できそうな内容も多いと思いました。
「やろうと思えば…」この辺も術中にはまっている感がありますが、要は反対にいうと行動に生かせていないということです。
マインドマップもシュエさんから教えてもらったりしてやろうと思えば行動に移せるはず…でも結局、これ以上方法論を学んでもどうせやらないだろ…と自分なりにわかります。
それではなにをやるべきか、後ろから逆算して考えてみましょう。
- 収入アップにつなげるには、仕事にいかせないといけない。
- 仕事にいかすには、スキルがないといけない。
- スキルとして身に付くためにはトレーニングしないといけない。
- トレーニングをするために知識を理解して自分のものにしないといけない。
- 知識を理解するためには学ぶしかない
僕は、学びを仕事や収入に生かすには、「学び」→「理解」→「トレーニング」→「スキル化」→「実践」といった複数の段階が必要だと思っています。
そして、その各段階ごとにある種の方法論やノウハウがあります。これはこれで身に着けないといけない。
我々のような士業の仕事は、勉強すればすぐに仕事につながると思われているのかもしれませんが、実際には本で読んだだけで現場に行くとそりゃグダグダでもうひどいものです。
教科書に載っているような単純なケースが実際の実務であるわけがないのです。
ケーススタディ、イメージトレーニングなどある程度準備をしたとしても実践ではなかなか結果はだせないことは多い、準備8割といえども残り2割は現場で応用するしかないと思います。
でも準備8割をしっかりやるか、おろそかにするかが仕事の成否をわけ、その人の収入をわけることになると思います。
話をもとに戻すと学びを仕事や収入アップにいかすには準備8割の精神が大事だということだと思います。
今日学んだことが簡単に明日の仕事に生かせると思うなよってことです。
学びから実践につなげるにはコツコツと日々の努力が大事で、学びと記憶とトレーニングを習慣にして学び続けるしかない、というのがこのテーマに関する自分なりの結論です。