今までの会計事務所がやっていなかったであろうマーケティングの話ですが、やはり競争が激しくなってきている現状では「経営効率」を意識した事務所運営が必要だと思っています。
僕もマーケティングのノウハウがあるわけでも、勉強したことがあるわけでもないため少しずつ学びながらやっていくしかないのだろうな…と思っています。
事業会社や個人事業主であれば、売り上げ規模がどのくらい、業種はどう、、というような絞り込みは必要でしょう。中小企業については地域での絞り込みのほうが大きいかもしれません。ね
これが相続マーケットになると多少違ってきます。
経営者層なのか、地主系なのか、サラリーマンのような一般層なのかでマーケットが異なってきます。
また、財産の規模によっても必要なアプローチが変わってきます。
つまり、財産の規模を縦軸に、顧客層の属性を横軸にしてマトリックスを作って、そのセグメントごとに必要な戦略をどうやって実行していくのが重要だと思っています。
当社でいうと、事業会社の経営者層については既存の顧客層が合致してきます。
地主層についてもある程度の規模の土地持ちの資産家を顧問しているため、既存顧客としてもやっています。
一方で、今まで取り込めていない層があるということがわかってきました。
規模の小さな地主さんと、一般層のセグメントです。
この二つのセグメントは、実は今までやってこなかったわけではなく、紹介だのみだったところです。
紹介という販売チャネルで受けていた部分です。
ただ、紹介という不安定な進め方ではなく、自分たちで直接マーケットとつながらないといけないと考えています。
つまり、直販スタイルでこのセグメントをやっていこうという意思決定です。
直接接点をもてば、相続対策などの部分でもつながることができ、相続税以外のサービスの提供につなげることが可能になります。
相続税だけではなく、財産に関連するような様々な支援をしたいと考えていますが、ある意味ではこの層は浮動票だと思っています。
きっちりと既存顧客を抑えつつ、浮動票を取り込んでいくか…というところがこれからは重要だとおもっています。