相続税対策の本、街中にあふれています。
書店にいけば売られているし、電子書籍などでも読むことはできます。
いつものアマゾンアンリミッドで探して最近読んだ本です。
定額制に申し込んでいる人は無料で読めます。
金持ちファミリーとはありますが、一般的なサラリーマン家庭でも十分にあてはまると思います。
落とし穴的な要素を多く含んでいますが、内容的には普段我々がセミナーで話をしたり、顧問先にお伝えする内容とほとんど変わらない内容、いわゆる定番ネタです。
例えば名義財産の話。
普通の人は名義財産という言葉を耳にすることは少ないかもしれませんが、相続に取り組む専門家にとっては当然知っておくべきキーワードです。
相続対策といえば
そう、生前贈与です。
名義財産にならないように、なるべくお得になるように節税できるような生前贈与とは…。
この本で紹介されているものに生前贈与の確認書というものがあります。
贈与は契約行為ですから基本的には口頭でも成立しますが、税務署的には書面がないと疑ってかかります。
ただ、契約書なんて作ってないし、後付けというものばれたときに面倒くさいことになりそうです。
そんなときにバックデイトで作るのはなく、過去の贈与があったことの確認書を作るというもの。
確かにこういうのがあると説得力があるかもしれません。
なんたって相続税の調査では、当事者の片方はこの世にいないわけですから、死人に口なしなわけですから。
そのほかに、、
不動産や生命保険を活用した対策のメリットデメリットや遺産分割とか遺言の留意点まで網羅されていました。
こういった対策のメリット、デメリット、問題点や留意点は本当に鉄板ネタです。
ただ、こういったことすら知らない税理士はたまにいます。
条文をしっかり読んでもこういったことは書いていません。
アンテナを高くして、情報を集めてこなければならないのです。
ワイドショーや情報番組で言っている眉唾のものだったとしても、やはり視聴者目線、お客様目線でどのようにとらえるか考えないといけないと思います。
素人向けだから、、として切り捨てるのではなく、こういった本でも学ぶ必要があると思う今日この頃です。