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自分のトリセツ-取扱説明書を持つのが職場でストレスを溜めないコツ

トリセツっていうとあのイメージですか?

資産税ノートといいながら資産税のこと書くつもりあるのか?って突っ込まれそうですが、日本人って占いとか、性格占いとか大好きですよね。

トリセツっていうと西野カナのイメージですが、自分の取扱説明書があれば周りとのコミュニケーションも良好になるし、ストレスも溜めなくて済むように思います。

トリセツ

トリセツ

 

自分がどういう人間かというとなかなか難しい問題になりますが、僕自身は子供のころから引っ込み思案なところがあるので、いつも社交的なタイプの人を見るとうらやましいと思っていました。

まあそれが多少は自分のコンプレックスと言えるのかもしれません。

若い頃は結構悩みだったかもしれません、今となったらどうでもいいようなこっぱずかしいレベルの悩みですが、あの頃の少年はそうだったのかもね。

エゴグラムで心の傾向を分析する

ビジネスマネジャー検定ではエゴグラムという手法で人の心の特性を示すというのが毎回のように出題されます。

個人が成長し変化するために役立ち、潜在能力の顕在化・自己実現に繋がり、「心の傾向=行動傾向」を認識することで、状況に対応した適切な状況を改善するきっかけになる、と解説されています。

その5つの特性は次のようになっています。

Pの特性(親のような心、面倒を見るとか行動を起こさせる心の特性)

  • 厳しい親:CP(Controling Parent)
    =正義感、責任感、厳しさが強くでる性質
  • 優しい親:NP(Nurturing Parent)
    =優しさ、寛容、許容性、保護的な性質

Aの特性(大人のような心、感情に流されず、情報を論理的、客観的に整理して適切な行動を判断するといった心の特性)

  • 大人:A(Adult)
    =論理的、理性的、現実的な性質

Cの特性(子供のような心、無邪気に遊んだり、人からの指摘に気分を害したりといった子供の頃に感じていたようなことを感じとるような心の特性)

  • 無邪気な子供(Free Child)
    =直観力、創造性、闊達、自由な動きの性質
  • 従順な子供(Adapted Child)
    =従順、協調性、受け身、周囲に気兼ね

人の性格を読む取るとか決めつけるというのはいい趣味とは言えないし、色眼鏡で見ることで変なバイアスがかかってみてしまうこともあるかもしれません。

そういった決めつけはお勧めできませんが、まずは自分の特性を知ることと、周りの特性を踏まえたうえで行動することで状況に応じた対応ができるようになればストレスも激減するように思います。

人の心は十人十色

最近やっと自分のコンプレックスも一つの特性に過ぎないと許せるようになってきた気がします。

自分と他人は違う人間だし、そもそも性格は「いい」とか「悪い」ではなくて、ひとそれぞれ十人十色なんだから、ありのままでうまく対処すればいいのではないかと思っています。

相手や周囲の環境にあわせて自分を変える必要はないと思います。

必要なのはコミュニケーションのあり方であって、相手にあわせた対処方法をすればいい。合わない人は合わないし、合う人とは合うってことは一般的なことだと認識すべきだと思います。

嫌いだなとか、合わないな・・っていう人がいてもおかしくないしむしろ当然だと思うくらいで大丈夫。

ありのままの自分を受け入れることも大切なこと。

うまくいくコミュニケーションとうまくいかないコミュニケーション

さて、先ほどのエゴグラムは会社やビジネスの現場では、相性を考えて配属させないといけないということで紹介されています。

うまくいくコミュニケーションは次のパターンです。

  • NPとFC:優しく寛容な親のような上司と自由で創造性の高い部下の関係
  • AとA:お互い大人だから割り切って付き合います
  • CPとAC:厳しくとも責任感のある上司と協調性が高くて行儀のよい部下の関係

逆にうまくいかない関係は次のパターン

  • NPとAC:優しく寛容的な親のような上司と受け身で主体性の乏しい部下
  • CPとFC:厳しい上司と自由闊達な部下の関係は部下が窮屈になりやすい
  • NPとCP:優しい親のような上司と厳しい親のような上司のペア
  • ACとFC:無邪気な子供のような部下と従順な部下のペア

これはコーチングがうまく機能する上司部下の関係と、ティーチングが望ましい上司部下の関係ともいえ、仕事の教え方も上司と部下のコミュニケーションに依存する形になりそうです。

うまくいく、いかないというのはあくまでも相性。

相性が悪いだけで誰も悪くはない。

自分のことを知っていればある程度の対処はできる

一番避けないといけないのは自分がどの性質に当てはまるのはわかっていないことだと思います。

ぴったりこれというあてはまり方はなくてどれかとどれかの中間とか、仕事ではこういう性質のときもあるけど、学生時代の友達とか家族の中ではこれっていうケースもあると思います。

まずは自分はこういう性質にあてはまるな・・・と考えるだけでもコミュニケーション能力は高まると思います。

自分の性質を知っていればここは抑えるところとか、ここならある程度解放しても大丈夫という感じでバランス調整も可能になってきます。

そのうえで相手のタイプを探りながら相性の良さや対処法を見つけていくといいのではないでしょうか。

ちなみに自分はどのタイプかな??

ちなみに自分はどのタイプかというとA(大人)と無邪気な子供(FC)の中間ぐらいではないでしょうか?

基本的には管理するのもされるのも嫌いなので、厳しい親(CP)や従順な子供(AC)ではないと思います。

最近はあえて周りにあわせて忖度もしないし、従順な人間を装うこともしないので、管理をしたがる厳しい親タイプの上司とはおそらく相性は悪いと思いますが、「管理されるのも、干渉されるのも嫌い」、と先に公言するようにしています。

社会人としてはあまりおすすめできるやり方ではないですが、専門家やスペシャリストとしてはこのくらいのスタンスじゃないとエッジがきいた仕事ができないと自分は思います。でも不用意に真似はしないでね。

ストレスを溜めないように予防線を張って、相手や周りがあわせてくれるように仕向けるというのもメンタルヘルスのセルフ対策としていいかもしれませんね。

税理士の仕事はお客さんに会って話をしたり、悩みを聞くのが仕事ではあるのですが、これも相手にあわせたり、状況にあわせてタイプを使いわけることもできます。

A(大人)と無邪気な子供(FC)の中間ぐらいなので、年配のお父さんお母さんと面談するときは子供っぽい部分を出したり、少し専門的な話をするときはAの大人のタイプの側面を出したり、という感じで多少のアレンジはできます。

カメレオン俳優なんて言葉がありますが、結構使いわけも大事なように思っています。

コミュニケーションは大事なんていいますが、そもそもコミュニケーション能力はどうすれば強化できるのか?なんて誰も教えてはくれません。

ビジネスマネジャー検定ではこういったコミュニケーションのスキルも学べるのでお勧めの資格です。

 

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