資格ライフ.COM 

プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指すブログ-TaxAccounting&Financial Planning

所得税・確定申告・タックスプランニング

所得税、確定申告などの税務支援について

不動産の取得価額が不明な場合の譲渡所得の申告

空き家を相続するケースが増えている 最近の相談の傾向として、相続した空き家を譲渡した場合の譲渡所得の申告というのがあります。これらの申告は、弁護士さんからの紹介のケースが多いのですが、親から子への相続ではないような相続で取得したケースが多い…

GWは3月決算の中堅企業、上場企業の税務業務がピークです

税理士業界では、個人の確定申告が終わってほっとしたところにやってくるのが3月決算の対応です。 3月決算の会社については、決算後2か月以内に法人税の申告が必要となるため、5月末までの申告となります。いわゆる3月決算5月申告法人です。 特に監査…

今さら聞けないインボイス制度の基本のキ

令和5年10月1日よりいよいよインボイス制度がスタートします。 そこで今回は、インボイスとは何かの話の前に、あわせて消費税の基本的な考え方をおさらいします。 消費税の基本的な仕組みとは 消費税は付加価値税ですので、付加価値に対して課税されます…

どうする新NISA!令和5年度税制改正で令和6年からNISAの大幅拡充が予定されています

既にSNSやYouTubeなどで話題になっているところではありますが、昨年12月に発表された令和5年度税制改正大綱でNISA制度の大幅拡充が決められました。 www.fsa.go.jp あくまでも税制改正大綱は方向性の決定であって法律がとおったわけではありませ…

マイナンバーカードを使って令和4年分の確定申告書を提出してみた

お正月の三が日に時間があったので自分の確定申告をやっておこうかと思いましたが、国税庁のHPを閲覧したところオープンになっておらず断念しておりました。 1月4日に令和4年の確定申告コーナーが開設されたので、さっそく自分の確定申告を実施してみま…

令和4年10月所得税基本通達改正の事業所得と雑所得の区分の考え方について

令和4年8月に行われた事業所得と雑所得の区分の明確化に関するパブリックコメントの募集は、7000件を超える意見が寄せられることになり、結果的に国税庁は大幅に内容を修正したうえで所得税基本通達の変更を行いました。 今回は通達の改正ですから、あ…

金融庁の令和5年度税制改正要望、気になる資産所得倍増プラン関連はどうなる?

例年8月末で各省庁から翌年度の税制改正要望が公表されます。 今年は岸田内閣で打ち出している資産所得倍増プラン関連の税制改正要望が金融庁からでていますので、簡単に紹介してみます。 ただし注意が必要なのは、これらは税制改正項目ではなくて、あくま…

雑所得の副業収入300万円基準と税理士としての対応方針について考えてみた

所得税基本通達の制定についての意見募集がされました。 所得税基本通達の改正に関するパブリックコメントの募集が8月1日から8月31日まで行われています。 所得税基本通達逐条解説 令和3年版 大蔵財務協会 Amazon パブリックコメントというのは行政通達…

WEBライターや士業など、フリーランスで仕事をしている免税事業者のインボイス対応はどうする?

税理士事務所のインボイスの対応は年内が勝負です! 令和5年10月からのインボイス制度の導入にむけて、クライアントに制度のアナウンスをしたり、適格請求書発行事業者の登録申請を代行したりという作業に追われている今日この頃です。 令和5年10月か…

老朽化してきた自宅のリフォームや建て替えを考えているけど、税金面で注意をすることは?

まだまだ梅雨が続くはずなのに急に暑くなってきました。 車で移動することが多いのですが、車の中が地獄の業火で焼かれているようです。 夏が近づいてくると心配になるのが、集中豪雨や台風などの水に関する災害です。 「最近は、台風や地震などの災害が多く…

投資と資産形成の税金-上場株式の配当金と住民税の取り扱い。有利な選択は令和4年で終了します!

案内人のカエル税理士です。暑かったり寒かったり、体調管理が難しいですね。 前回ご紹介した上場株式の譲渡損益、配当金の税金はかなり複雑な取り扱いでした。 これをさらに複雑にするのが住民税の取り扱いです。 今回は上場株式の譲渡損益と配当金の住民税…

投資と資産形成の税金-上場株式の譲渡と配当の税金をわかりやすく解説

案内人のカエル税理士です。梅雨真っただ中ですが、いかがお過ごしでしょうか? 投資や資産形成で中心になるのは株式投資や投資信託です。基本的には上場株式も投資信託もほぼ同じ税金の取り扱いとなっています。 今回は上場株式の譲渡損益や配当金の税金に…

投資と資産形成の税金-超過累進税率と比例税率の違いを知ろう!

案内人のカエル税理士です。梅雨真っただ中ですが、いかがお過ごしでしょうか? 投資や資産形成で節税をする上では主に課税総所得金額に適用される超過累進税率と、その他の分離課税の所得で適用される比例税率の違いを理解しないといけません。 今回は超過…

投資と資産形成の税金-赤字(損失)と黒字(所得)の相殺ルール

今回は、10種類に分類して計算した各種所得のうち、プラスのものとマイナスのものを相殺する手続きになります。プラスとマイナスの相殺のルールです。 赤字の黒字を相殺する3つの方法 まず、同一の所得内で相殺をしていきます。これを内部通算とか所得内…

投資と資産形成の税金-所得控除のルール

投資に役立つ税金のルール。今回は所得控除についてです。 所得控除にはどんなものがあるの? 所得控除は15種類があります。 納税者や家族の属性、状況など「人」の問題に着目した人的控除と、保険料の支払いなどのそれ以外の状況に着目した物的控除の2種…

資産所得倍増計画で改善が必要な積立NISAの問題点と改善提案

岸田総理がインベストインキシダ発言をして、どうなんだろうと思っていましたが、資産所得倍増計画の全体像が見え始めてきました。 新しい資本主義で資産所得倍増を実現? 新しい資本主義実現会議のHP(内閣官房)で、過去の会議資料を閲覧が可能です。 ww…

投資と資産形成の税金-各種所得の計算ルール

投資と資産形成の税金シリーズの今回のテーマは各種所得の金額です。 所得税の基本のキの部分ではありますが、各種所得金額の計算は、1月1日から12月31日までの暦年の期間で所得とされるものを集計し、これを10種類の所得に分類する作業となります。…

積立NISAとiDeCoはどこが違って、どちらから始めればいいの?

投資や資産形成で節税効果の高い制度に積立NISAとiDeCoがあります。 これらは似ているようでちょっと異なる制度となっています。 今回は積立NISAとiDeCoについて解説します。 NISAとiDeCoの正式名称 名称は、「NISA」は少額…

FXやデリバティブ取引と暗号資産に関する税金の違いとは?

投資について勉強していくと、株式や債券などの伝統的な資産の他にも様々な投資商品があることを知ります。 実際に自分がこれらの資産に投資をすることはないかもしれませんが、税理士としてはある程度の知識をもっておく必要があります。 やったことないか…

米国株式は国内株式の税金とどこが違うの?米国株式投資の税金の税金について解説します

最近は米国株式を楽天証券などの国内の大手ネット証券で安い手数料で手軽に取引できるようになっていますので興味をもっている人も多いと思います。 YouTubeでも米国株投資について配信している人が結構いますよね。 海外の株式などに投資をする場合には、租…

20万円以下の所得は申告しない?確定申告が必要なケース、確定申告をしなくていいケース、確定申告をすることができるケースとは?

実務をしていても迷うことが多い、本当は確定申告が必要なのか、不要なのか、はたまた確定申告をしたほうがいいのか、という問題について今回は解説してみます。 確定申告しなくてよいケース 確定申告をしなくてよいケースをまとめると、次のようになります…

売ると税務署にもばれている?金(GOLD)の税金の取り扱いについて

昔から「有事の金」と言われて、経済危機や大きな災害、戦争など社会情勢が悪化したときに株式相場に逆行して金相場はあがるといわれています。 そのため株式と逆相関になるためにポートフォリオに組み入れている投資家も多いかもしれません。 今回はそんな…

現物の不動産投資とREIT(不動産投資信託)の税金はどちらが有利?

FPの勉強会で講師をする、「投資や資産形成のための税金講座」の原稿を作っていますが、今回は不動産投資の税金についてです。 不動産所得と税金 総合課税は適用される税率によって有利不利が異なる 不動産賃貸収入は不動産所得で総合課税となり、売却時の…

投資や資産形成を目指す人のための所得税の基本的な計算の骨組み

税金計算の基本的な仕組み FPの勉強会で講師をする、「投資や資産形成のための税金講座」の原稿を作っていますが、まずは基本的な骨組みを理解してもらうところからスタートかな、という感じで考えています。 税金計算は段階的に計算を行うことが多いです…

年末調整や確定申告ってなんのために行うのか

確定申告が終了し、繁忙期モードが通常モードへと徐々に変わりつつある今日この頃です。久しぶりの三連休ですが、何となく落ち着かなくて、、休みって何やるのか??ということも忘れて戸惑っています。こんなにのんびりしていいのか、、というちょっとした…

今年のスタディグループの勉強会のテーマは「投資に関する税金」にします

FPのスタディグループで税制改正の研修講師をやっていますが、税制改正とともにテーマを決めてお話をしています。 その税制改正以外のテーマを今年はどうしようかな、、というのが最近の悩みです。 おそらく4月くらいに話をする予定なのですが、昨年は住…

株主優待にも税金がかかるの?ということを租税法的に検証してみた

株主優待は日本株投資の魅力 日本株投資の魅力の一つに株主優待の制度があります。 株主優待制度は、配当金の代わりだったり、プラスアルファとして株主に対して自社商品やサービスを提供するものです。 自分も投資をする際の判断材料として配当利回りを重視…

消費税インボイス制度の準備前に見ておきたい国税庁の動画を紹介します

消費税10%への増税と軽減税率が導入されたのは令和元年の10月です。 なんとかやっと定着してきたばかりですが、令和5年10月からはいよいよ適格請求書等保存方式、いわゆる(日本版)インボイス制度が導入されることになります。 このインボイス制度…

【株主優待】岩手からベアレンの地ビールと宮古の生うにが届きました

オリンピック東京2020の関係で4連休になっています。 なんだかんだ言っても連休は嬉しい。 税理士法人の社員税理士にはなぜか有給休暇がない・・・ので、祝日は胸をはって休めます。 さて、連休初日の今日は家で勉強しておりました。 前回のブログでは…

個別株投資でもらえる貸株料の税務申告について

貸株料って何? 株式をもっていると、自分の持ち株を証券会社に貸すことができたりします。 もちろん無料で貸すわけではなく貸し賃をしっかりもらえます。 auカブコム証券の場合は基本的には年利で0.02%が原則のようですが、銘柄によっては10%を超…

【SPONSOR LINK】