またまた以前に読んだ本のレビューです。
ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)/横山 泰行
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誰もが知っているドラえもん。
ドラえもん学の権威である教授がドラえもんの持つ「育て力」をコーチングの理論で解明していています。
ドラえもんは、どうやって負け組代表の「のび太くん」を、小学生のうちからコーチングをして「ジャイ子」ではなく、「しずかちゃん」と結婚して幸せに暮らせるような勝ち組に変貌させたのか??
っていうのが、この本の内容です。
ドラえもんの持つ、
「ほめる力」
「叱る力」
「気づかせる力
「経験させる力」
「学ばせる力」。
そんなドラえもんのコーチング力は現代のサラリーマン社会でも役に立つような気がします。
一番心に残ったのは、「できないのは仕方がない。しかしやらないのは大問題」というフレーズ。
しずかちゃんを巡って出来杉くんに張り合おうとするのだが…途中であきらめそうになるのび太。
それをドラえもんが、あきらめるなって励ましていきます。
ドラえもんに会うまでののび太は、どうせやってもしょうがない…
目標が叶うことはないっていう典型的な負け犬でした。
でもドラえもんにあってからは、努力すれば少しは報われるってことがわかったのか、とりあえず目標を明確にして前向きにできるようになったし、銃の腕やあやとりなどの得意分野で自信をつけていくことになります。
そうしていくうちにのび太くんは負け犬を脱していきます。
ドラえもんは技術的に何かを教えていたのではありません。
ただ、あきらめない気持ちや自信をもって取り組むことを教えていきます。
自分は負け犬ではない…というところから脱のび太が始まっているのかな??