≪景気をみる指標≫
一般的に、景気をみる指標として次のようなものがあります。
・国内総生産(GDP)
国内で生産された財やサービスなどの付加価値の総額。
内閣府が四半期ごとに公表しています。
成長率としては物価変動分を考慮する前後で、名目GDP成長率と実質GDP成長率の二種類がありますが、通常は実質GDPで判断されます。
・景気動向指数(DI)
内閣府が毎月公表しています。
先行指数(景気を先取りで判断する)と、一致指数(景気の現状を判断する)、遅行指数(景気を確認する)の3つがあります。
一般的には景気DIで判断され、景気の局面を判断するのに用いられます。
・日銀短観
日本銀行調査統計局が3ヶ月毎(3.6.9.12月の年4回)におよそ一万社に対して実施しているアンケートのこと。
市場関係者の間で最も注目されている指標の一つといわれます。
業況が良いとする企業の割合から悪いとする企業を差し引く業況判断指数(DI)が最も注目度が高いといえます。