不動産の評価については必要に応じて、不動産鑑定士の鑑定評価による場合があります。
不動産鑑定評価によって求める価格には次の3つのものがあります。
◆正常価格
一般的な取引時の価格であり、合理的な市場で形成されるであろう市場価値を示す価格。
不動産の鑑定評価では、通常はこの正常価格を求めることになっています。
◆限定価格
隣地を購入するような市場が相対的に限定される場合の市場価値を示す価格。
例えば、隣接不動産の併合のための売買や、借地権者が底地の併合ために行う売買などの取引。
◆特定価格
特殊な目的のための取引など(宗教建築物のような特殊な建築物の鑑定評価を行う場合など)、一般的な市場性を考慮することが適当でない場合の経済価値を示す価格。