新人実務家のための簿記入門、貸借対照表も資本金で一回りですね。
≪資本金と引出金1≫
◆資本金
資本とは、経営者が出資した金額や稼いだ利益などの自己資金をいいます。
資本金とは、商売を始めるにあたり出資、元入れした場合の資金をいいます。
また、開業後資金を追加で投入した追加出資のことも資本金といいます。
資本金を増加した場合の仕訳は、
「 現金 / 資本金 」 となります。
◆資本の引き出し
個人商店では、経営者や家族が生活費等にあてるために現金などを引き出すことがあります。
これを資本の引き出しといいます。
資本の引き出しの処理には次の二つの方法があります。
※資本の処理は個人と法人とで異なります。
今回は個人事業主を前提にお話ししています。
・資本金勘定を用いる方法
(例)
店主の生活費のために現金1万円を引き出した。
「 資本金 / 現金 1万円」
・引出金勘定を用いる場合
現金の引き出しが頻繁に行われる場合に、その都度「資本金」勘定をが煩雑に動いてしまいます。
そこで期中に「資本金」を増減させないように使われる仮勘定が「引出金」勘定となります。
(例)
店主の生活費のために現金1万円を引き出した。
「 引出金 / 現金 1万円」
期末に引出金を資本金に振り返る。
「 資本金 / 引出金 1万円」
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