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中小企業と金融検査マニュアル

金融庁は、銀行、信用金庫、信用組合等の金融機関の業務の健全性及び適切性の確保のため金融検査を行っています。

金融検査では金融機関の法令等遵守態勢やリスク管理態勢を検証し、その問題点を指摘すること等により、金融機関の業務の改善につなげることを目的にしています。

金融検査マニュアルとは、金融庁が金融検査を行う際の具体的なチェックポイントなどをまとめた手引書ですが、中小企業向けの別冊(中小企業融資編)が特別に設けられています。

この金融検査マニュアル(中小企業融資編)を理解することで、中小企業が銀行などから高く評価されるヒントを得ることができます。

中小企業における融資のポイントとして金融庁が考えているポイントは次の5点

① 中小企業と大企業は異なる扱い

 中小企業の財務状況や貸出状況を大企業と同じように評価せず、中小企業の特性に留意して柔軟に判断する。

≪中小企業の特性≫

・赤字になりやすい

債務超過になりやすい

・財務状況の回復に時間が必要

・貸出期間が短い

②経営者と企業を一体として判断する。

 つまり、社長の資産と企業の資産を一体として経営状態を評価する。

③技術力と販売力から将来性を評価する

④努力する経営者を高く評価する。

⑤経営改善に向けた取り組みを高く評価する。

 金融検査マニュアル別冊については、

 中小企業の経営者向けの小冊子「知ってナットク!」PDF が参考になります。

 詳しくは、金融庁「金融検査マニュアル別冊(中小企業融資編)PDF

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