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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

相続税の基本

①財産の取得時期

 

 相続開始の時(死亡時)または相続財産の分与時となります。

②税額の計算方法 …

 相続税の計算は次の3つの段階にわけて行います。

【ステップ1】

課税遺産総額の計算

  遺産総額から、債務・葬式費用と基礎控除額(5,000万円+1,000万円×法定相続人の数)を控除して課税遺産総額を求めます。

◆各人ごとの課税価格(A)=取得財産額-(その者の負担する被相続人の債務+公租公課+葬式費用)

◆全員の課税価格の合計額(B) =相続人全員の(A)の合計額

◆課税遺産総額(C) =(全員の課税価格の合計額(B)-遺産に係る基礎控除

【ステップ2】

相続税の総額の計算

  これをいったん法定相続分で相続したものとして各々の相続税額を計算し、これを合計して相続税の総額を求めます。

相続税の総額={(C)×各法定相続人の法定相続分×税率}の合計

【ステップ3】

各人の納付税額の計算

これを実際の相続分で按分したのち、税額控除等の適用をしてそれぞれの相続税額を計算します。

◆各人の納付税額= 相続税の総額×各人の課税価格(A)÷(B)+相続税額の加算-配偶者、未成年者等の税額控除

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