定期保険や終身保険、個人年金以外の生命保険には概ね次のような種類があります。
1.養老保険(生死混合保険)
保険期間内に死亡した場合には死亡保険金が支払われるほか、満期時に死亡保険金と同額の満期保険金がでる。ただし、貯蓄性が高いため保険料が最も高いという特徴がある。
養老保険に定期保険特約を付帯した保険を定期保険特約付養老保険という。
2.貯蓄保険とこども保険
満期まで生存していた場合に満期保険が支払われる短期間の保険を貯蓄保険という。
こども保険とは、原則的に親が契約者、こどもが被保険者となり、こどもの入学期にあわせて祝い金や満期保険金が支払われる。
また、親が死亡した場合にはそれ以降の保険料の支払いは免除され、育英資金が支払われるものもある。
医療保険やがん保険はもともと外資系の生命保険会社などが売り出していた第3分野といわれる保険です。
病気や怪我で入院したときに入院した日数に応じて一日につき決められ額の給付金が支払われます。
また、手術したときには手術給付金、死亡したときには死亡給付金などの支払いもあります。
4.変額保険
通常の定期保険などと違い、加入後の運用実績に応じて保険金額が変動する保険です。
基本保険金は運用実績にかかわらず保証され、運用実績がそれを超える場合には変動保険金が追加されます。
5.その他
この他に簡保、共済などがあります。
《簡易保険》
簡易保険には養老保険や定期保険など民間の保険会社と同じよう仕組みの保険商品のほか、独自の仕組みの保険も取り扱っています。
簡易保険の主な特徴は次のようなもの
・告知だけの無診査で加入でき、職業による加入制限もない。
・終身保険や終身年金の医療特約は一生涯続けることができる。
《共済》
共済制度は相互扶助の制度で一般の生命保険に比べて割安な商品が多い。
全労災、JA共済、県民共済、COOP共済などがある。
また、各種の特約などを組み合わせると保険の種類は多岐にわたっています。