保険料が払いきれなくなった場合や、入りすぎた保険を整理したい場合などに、今加入している保険を解約せずに見直すための手段として次のようなものがあります。
(1)払済保険
保険料の払込みが困難となったときに保険料の払い込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとに保険期間を変えずに、一時払いの養老保険や同じ種類の保険などに変更する方法をいいます。
養老保険を選択した場合には満期返戻金もつき、基本的に小型の保険に入りなおすため、必要保障額を超えて保険に入りすぎた場合に、保険のいくつかを整理したいときに有効となります。
【注意】
・特約が全てなくなること
・保険金額が減額すること
(2)延長(定期)保険
保険料の払い込みを中止し、その時点での解約返戻金をもとにしてこれまでの保険金額と同じ保険金額のままで、一時払いの定期保険に変更することを延長(定期)保険といいます。
保障期間は短くなってもいいから、死亡保障はそのまま残したい場合に有効となります。
【注意】
・払済保険と同様に特約が全てなくなること
・保険期間が短くなること