10万円以上の固定資産を購入した場合には、原則として一度に経費にすることはできず、一度資産計上した上で数年に分けて費用かしていくことになります。これを減価償却といいます。
減価償却の方法にはいくつかありますが、代表的なものは定額法と定率法です。
・定額法は、毎年一定の額の償却費を計上していく方法。
・定率法は、期首未償却残高に一定の割合を乗じることによって償却費を計上していく方法です。
このやりかたでは、はじめのうちに多額の償却費が計上されることになります。
また、10万円以上20万円未満の減価償却資産については3年で償却できるという特例(一括償却資産)があります。
このほか、中小企業では30万円未満の減価償却資産については、年間300万円までを限度に初年度に全額償却することができる特例も設けられています。
固定資産の管理は固定資産台帳で行います。
償却資産税の申告も毎年1月に各市区町村に対して行います。