FP基礎(1)
1.FPって何?
教科書的に「FP」といわれる場合、次の二つの意味合いで使われます。
「ファイナンシャル『プランニング』という意味でのFP」
「ファイナンシャル『プランナー』という意味でのFP」
顧客の収入や資産・負債などあらゆるデータを集めて、顧客の要望や希望を聞き、必要に応じて専門家の協力や意見を受けながら、 貯蓄・投資計画、保険の見直し、相続・税金対策などの生活上のプランをたて実行援助することです。
ファイナンシャルプランナーとは?
ファイナンシャルプランニングを行う専門家であり、必要に応じて弁護士、税理士、保険や不動産などの専門家の協力を受けながら、総合的かつ包括的なプランニングを行い、その実行を手助けをする役割を担っています。
FP資格とは?
現在、FP資格には、二つの種類があります。
ひとつは国家資格である、FP技能士(1~3級)の資格(FP技能検定)。
もうひとつはAFPとCFPの資格。
CFPは上級資格でなんといても国際ライセンスです。ステイタスがあります。
FP技能検定は、どちらで合格しても取得できますが、学科試験のほかに実技試験が行われます。2級、3級の試験はペーパー試験ですが、1級は口頭試問方式となります。
試験日も両機関で統一されたため、学科試験はどちらで受けても同じ内容です。
ただし、AFPやCFPも取得したい場合はFP協会のみで受験できます。
また、AFP取得のためにはFP協会の認定研修を受ける必要があります。
AFP、CFPもほしい人はFP協会で受験した方がよいかもしれませんね。
・社団法人金融財政事業研究会(金財)
・日本FP協会
http://www.jafp.or.jp/right-top.htm
2.FPの特徴
・FPの目的…顧客のライフデザインとライフプランを達成させること
・他の専門家との違い…「包括的な」アプローチがとられること。
税理士や保険、不動産などのそれぞれの専門的に分化されたものにとらわれずに全体的なアドバイスが可能となります。(知識の包括性、プランニングアプローチの包括性、視野の包括性) つまり、お金に関するゼネラリストであり、よろず相談所です。
・金融機関の枠にとらわれない公平、中立なアドバイスが可能です。