・キャッシュフロー表は資金収支を把握するものであり、資金収支における収入金額は手取りベースで算出しなければなりません。
・この手取りベースでの収入金額を「可処分所得」といい、次の算式で求めます。
【可処分所得=税込収入金額-(税額+社会保険料の額)】
・給与所得者の場合には実際の手取金額は税金や社会保険料のほかにも、財形貯蓄や社内融資の返済、福利厚生など様々な金額が天引きされることもあります。
しかし、FP試験での手取金額(可処分所得)は上記の算式で計算します。
また、社会保険料や税率、給与所得控除額は問題文中にあたえられるケースが多いようですが、税額だけは自分で計算する必要があります。
・我々が確定申告時期などに開業医の先生に税額等のご報告に伺うと税額や医業の経営数値よりも可処分所得や税引き後の手取額を気にすることが多いです。特に勤務医時代に比べて今はどうなんだろう?なんてことに興味を持つようですね。