不動産・税金のプロが指摘する「新」間違いだらけの土地評価。
税理士・不動産鑑定士の森田義男先生の土地に関する著書。
我々税理士は、相続税の申告では土地の評価を行います。
相続税の計算では財産評価基本通達に基づいて評価を行います。
いわゆる路線価評価と倍率評価が基本となります。
このほか不動産の評価としては、不動産鑑定士の鑑定評価、宅地取引業者の土地査定、固定資産税の評価など、公のもの私的なものいろいろな土地の評価がでてきます。
この本では様々な土地の評価で誤りがちなパターンについてや土地評価の腕を磨くための方法などを実務家の視点から述べられています。
さらに、後半は土地政策に対する批判が切々と語られます。
このへんはすでに著者の趣味の領域ですね。
全体を通しては、土地評価の基本の基本、考え方の根っこの部分についての本だなっていう感想です。
新・間違いだらけの土地評価―不動産・税金のプロが指摘する (QP Books)/森田 義男
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