今日は、事業承継についての本を読んでいました。
はじめての事業承継100問100答 (アスカビジネス)/出口秀樹
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はじめての…とありますが、事業承継ってそんなに何度もあるものではないので誰しも初めてです。
さて、事業承継というのは経営の承継と資産の承継の二つの側面があります。
経営の承継というのは文字通り経営権の承継です。いわば代替わりといってもいいでしょう。
これに対して資産の承継とは、自社株式や事業用資産の承継です。
会社の株式だけでなく、会社や工場、機械などの承継も含みます。
資産の承継についてはある程度、事務的な作業になります。
もちろん、相続対策を含めて承継する人としない人など、家族内でのコンセンサスが得られないと長期化することもあります。
経営の承継については長い期間を要します。
親族内承継であれば後継者である息子を入社させてから教育をし、バトンタッチをする必要があるからです。
承継なんてある程度の規模の会社の話だろ…って思っているかもしれません。
でも小さな会社だからこそ、社長の職人としての腕や人柄を買って取引をしてくれている得意先や仕入れ先も多いはずです。
それ以前に後継者がいなくて廃業…というパターンが多いのも零細企業なのです。
零細企業だからこそ、事業承継には真剣に取り組まなければならないのです。