最強タッグを組むために税理士や会計事務所の探し方を検討してみましょう。
◇税理士を探すには、
1.電話帳で近くの税理士を探す。
2.インターネットなどで情報収集。
3.知り合いの紹介。
4.税務署や税理士会、青色申告会や法人会などで紹介してもらう。
…などが考えられます。
紹介も含めて、必ず税理士本人と面談し、価値観や考え方がマッチするかどうかの確認しましょう。できれば複数の税理士と面談することが望ましいといえます。
起業当初は費用ばかりに目が行きがちですが、優先すべきは顧問料ではないので、顧問料の見積もりで比較するのではなく、価値観や経営、人生に関する価値観が最も近い人を選んだうえで料金の交渉をするようにしたほうがよいでしょう。
◇事業をはじめるうえでの税理士の頼みかたとしては、まずコスト面の折り合い、どちらがどこまでやるかの約束など契約にあたって納得いくことが必要となります。会計事務所としても顧問料が安ければそれだけのサービスになるかもしれません。会計事務所と企業側のどちらがどの書類を作成するか、たとえば現金出納帳や預金出納帳、買掛帳、売掛帳などは誰が作成するかなどの話は契約の時点で行っておく必要があります。これがないとあとあとでトラブルを招きます。
◇ また、最近では月次巡回監査が主流になっています。 月次で帳簿の確認とアドバイスが欲しいのか、年に一回、まとめて資料がまとまればいいのかということも検討しましょう。金額が許せば、帳簿の確認と経営データの検討を毎月、会計事務所と行うことが望ましいでしょう。
会計事務所の担当者はどのくらいの頻度で来社するのか、試算表などの経営資料などはどのくらいの頻度でどのようなものを提供してもらえるのかも是非確認しましょう。
ここでは、税理士本人の能力や仕事への取り組み方なのか、窓口となる担当者のレベルも問題となります。
特にこれから起業する経営者にとっては、経理だけでなく、経営全般やライフプランのアドバイスを受けることができることもポイントとなります。
会計事務所の変更は離婚と同じくらいの労力が必要と言われています。後悔しないように慎重に選びましょう。