資産税の実務家として有名な先生の本を読んでいます。
この本では、題名の通り相続に対する価値観が時代とともに変わってきていることを前提に、今必要な相続対策についてが掲載されています。
長男が継ぐという考え方でいると、他の兄弟が反発します。
他の兄弟が継ぐという考え方をある意味尊重できなければ長男のへそを曲げることになります。
継ぐという従来からの価値観を尊重しつつ、分けるという価値観も認めなければ相続がまとまらなくなるというのが最近の相続事情というところです。
継ぐという考え方を一度忘れるところから遺産分割を検討するのも時には必要ということです。
本郷先生は、資産税の第一人者であり、超一流のコンサルタントですが、相続人の心に響く本を多数書いています。
相続税に限らず、家族の問題などを解決することを目指すという姿勢なのではないかと思います。
相続や資産に関する仕事をするうえではとても参考になります。