多くの起業家を生み出してきたリクルート出身のコラムニストが著者。
年収1000万円というのはビジネスパーソンにとっては一つの節目となる数字。
年功序列で、会社にしがみついていればなんとかクリアできていたのは過去の話なのだろう。
転職や独立も選択肢の一つと考え、稼げるビジネスパーソンを目指さなくてはならない。
FP的な発想では、キャリアデザインとマネー力は大きな関係がある。
会社経営でいえば、マーケティングなど売り上げと、財務や経理が両輪となるのと同じようなものでしょう。
稼ぐ能力と、残す能力が家計では重要となる。
資産運用や家計診断など、守りの家計運営だけではなく、稼ぎ力を上げるという攻めの家計戦略が今後は必要なのだろう。
特に若いうちは株や投資などに神経をむけるよりも、自分の力で稼ぐことに集中し、給料氷河期を勝ち残る戦略を練ることが求められる。
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