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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

BlogでFP講座2010/Vol.1

2010年、今年はブログでFP講座のコンテンツを掲載します(予定)。

1.FPって何?

 教科書的に「FP」といわれる場合、次の二つの意味合いで使われます。 

 「ファイナンシャル『プランニング』という意味でのFP」

 「ファイナンシャル『プランナー』という意味でのFP」

◆ ファイナンシャル・プランニングとは?

 顧客の収入や資産・負債などあらゆるデータを集めて、顧客の要望や希望を聞き、必要に応じて専門家の協力や意見を受けながら、 貯蓄・投資計画、保険の見直し、相続・税金対策などの生活上のプランをたて実行援

助することです。

◆ ファイナンシャルプランナーとは?

 ファイナンシャルプランニングを行う専門家であり、必要に応じて弁護士、税理士、保険や不動産などの専門家の協力を受けながら、総合的かつ包括的なプランニングを行い、その実行を手助けをする役割を担っていま

す。

 他の資格がそれぞれの専門分野であるのに対し、包括的なアプローチというところがFPの特徴です。

◆FP資格とは?

現在、FP資格には、二つの種類があります。

ひとつは国家資格である、FP技能士(1~3級)の資格(FP技能検定)。

もうひとつはAFPとCFPの資格。

CFPは上級資格でなんといても国際ライセンスです。ステイタスがあります。

FP技能検定は、どちらで合格しても取得できますが、学科試験のほかに実技試験が行われます。

2、3級の試験はペーパー試験ですが、1級は口頭試問方式となります。

試験日も両機関で統一されたため、学科試験はどちらで受けても同じ内容です。

ただし、AFPやCFPも取得したい場合はFP協会のみで受験できます。

また、AFP取得のためにはFP協会の認定研修を受ける必要があります。

AFP、CFPもほしい人はFP協会で受験した方がよいかもしれませんね。

・社団法人金融財政事業研究会(金財)

 http://www.kinzai.jp/fp/

・日本FP協会

 http://www.jafp.or.jp/

2.FPの特徴

・FPの目的…顧客のライフデザインとライフプランを達成させること

・他の専門家との違い…「包括的な」アプローチがとられること。

 税理士や保険、不動産などのそれぞれの専門的に分化されたものにとらわれずに全体的なアドバイスが可能となります。(知識の包括性、プランニングアプローチの包括性、視野の包括性) つまり、お金に関するゼネラリストであり、よろず相談所です。

・金融機関の枠にとらわれない公平、中立なアドバイスが可能です。

3.FPの必要性

→FPのニーズが高まっている要因

 FPの先進国はアメリカです。FPを語るとき、アメリカでのFPをとりまく状況や環境、アメリカ国内でのFPの社会的地位などと日本での位置づけを比較することが多く行われます。

 CFPが国際ライセンスであることからもわかるように将来的に国際的に活躍できるFPがどんどんでれば国内での認知度ももっとあがるかもしれませんね。

■ 日米共通の要因

・個人金融資産の増大

・金融自由化とビッグバン

・高齢社会の進展

サブプライムと世界同時不況

■ 日本特有の要因

・1980年代…バブル経済

・1990年代前半…バブル崩壊と低金利

・1990年代後半…金融機関の破綻と金融ビッグバン

・2000年代…ペイオフ解禁、ITバブル、原油高、サブプライム問題など 

4.ファイナンシャルプランナーとして求められる資質

 知識のみでは、ファイナンシャルプランナーとして仕事はできません。

 高い専門知識、プロ意識のほかに、豊かな人間性、高い職業倫理、豊かな人間性が求められます。

 最後は人間力や人格であり、FPの社会的役割を理解し、使命感をもって仕事ができるかということにほかなりません。

5.FPの社会的責任

 コンプライアンス法令遵守)が高く求められるようになっています。

 特に倫理感や守秘義務への意識が大切であることはいうまでもありません。

 

 ・顧客の立場に立つサポート

 ・顧客の利益を優先する

 ・守秘義務の遵守

 ・法律遵守

6.日本FP協会会員倫理規定

 AFPを目指す方は必ず目を通しましょう。

 この分野から出題されることもあり、非常に重要といえます。

 (日本FP協会 http://www.jafp.or.jp/index.shtml ) 

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