コンサルタントの○○力シリーズで新書で人気の著者。
この本はその第一弾ともいうべき本です。
このあとに質問力や勉強力などもベストセラーになっています。
コンサルタントという職種自体をなんだか胡散臭い職業だと思っていた節がありますが、この本を読んでプロのコンサルタントは非常に厳しい職業意識がないと簡単には名乗れないんだな…と思いました。
もちろん名乗るのは自由ですから名前だけはコンサルタントで無責任な仕事をする人はいるかもしれません。
しかし、そんな先入観なくきちんとコンサルタントを利用できれば大きな効果もあるのだと思います。
さて、コンサルタントの現場力、コンサルタントだけが必要なのでしょうか?
どんな職業にもコンサルタント的な発想は必要となります。
営業職でももちろん、コンサルタント的な営業スキルは要求されるでしょう。
FPや税理士ももちろんコンサル的な仕事はあります。むしろコンサルが仕事の中心になりつつあるでしょう。
そして、製造業でもスキルや技術を次の世代につなげたり、効率化をすすめるためにはコンサルタント的な発想力は必要となります。
そう、コンサルタントの現場力はあらゆる「仕事力」の基本となるということです。
この本はそんな視点で書かれているといえるのではないでしょうか。
コンサルタントの「現場力」 どんな仕事にも役立つ! プロのマインド&スキル (PHPビジネス新書)/野口 吉昭
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