美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?というタイトルの本ですが、この本の内容はこんなことではありません。
あくまでも、人目に付くためのタイトルです。餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるのか?の続編になります。登場人物も同じ、5年後のストーリーです。
今回は、ERPパッケージソフトの導入と、本当に必要な管理会計データとはなにか?というのがテーマです。
本当に必要な会計データは何かというテーマは、経理や会計事務所で働いている人にとっては非常に重要であって、なかなか見えてこない問題です。この本は、この点がわかりやすく解説されています。さすが、管理会計本の第一人者といえるでしょう。
林さんの本にありがちな、会計トリックというかだまし絵的な要素を見破るという謎解き的な部分もあります。
会計や経営の資料は経理や会計事務所が作りたいデータではなく、経営者の目線で必要な情報を過不足なく提供しなければいけない、そんなことに気がついたように思います。
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