親族に後継者として適切な人材がいない場合には、親族以外で後継候補者を探す必要が生じます。
そのような場合にまず候補者となるのが、事業をよく知っている親族以外の役員や従業員となります。
これ以外には、同業他社で経験豊富な社員をヘッドハントする方法も考えられます。
この場合にも次のような課題があります。
こんな課題にも直面する
・会社を継がないと思っていた親族が親族外の後継候補者で決まった後で、突然継ぎたいと申し出てくるケース
・複数の後継候補者がいる場合には内紛に発展するケースや、後継者から外れた候補者が離反するケース
・事業用資産や経営権などの移転を巡る現経営者の親族とのトラブルに発展するケース
・トラブルにならないまでも経営(経営者)と所有(株主)のかい離することで意思決定にスピードがなくなる
・金融機関の借入金に対する担保、個人保証の引き継ぎなど金融機関との関係が承継のボトルネックになるケース