経営承継の計画を練る前にやらないといけないことは現状の分析となります。
会社の状況はどうなっているのか、後継候補者は誰でどのような資質を持っているのか。
業界の動向や将来性はどうなのか…。
必要なのは、自らの目で見つめなおし、経営者自身の気づきを得ること。
そして外部の専門家から客観的に検討してもらい、必要な支援を受けることといえるでしょう。
ここで分析しなければならない項目は次のようなものがあります。
1.会社について
・経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)に関すること
・会社を取り巻くリスク、簿外債務などについて
・会社を取り巻く外部環境について
・親族、会社内外の利害関係者、株式及び役員の状況
2.現経営者について
・経営者自身の財産債務の状況
・抵当権、個人保証の状況について
3.後継候補者について
・後継予定者の意思確認
・後継予定者の財産の状況、個人保証等の有無について
4.経営承継、相続発生時に想定される問題点について
・財産の棚卸と相続税シミュレーションの実施
・法定相続人の把握と自社株等の分散状況の把握
・分割シミュレーション