どんぶり勘定という言葉がありますが、現代の経営環境では勘に頼った経営は命とりとなります。
手堅い経営にシフトするためにはデータに基づく経営に転換する必要があります。
最新の業績をタイムリーに正しく把握することは次の打ち手を考えるための第一歩です。
野球の勝敗が監督の的確な采配に左右されるように、会社経営でも正しい打ち手を適時に実施することが業績を左右することになります。
最新業績を正しくつかむためにはきちんとして経理体制を整えることが重要です。
書類の提出や決済等の流れを見直すことも重要であり、営業や工場などの現場の協力が必要となることもあります。
経理の理想的な環境は経理専門の担当者がいて、毎日の取引を自社で会計ソフトに入力する状態です。
中小零細企業ではそのような人員の余裕がないかもしれませんが、経理専門の担当者がいないまでも、毎日のデータ入力は行うべきです。
パソコンを導入したから経理の自計化ができたということではなく、自社の経営に役立つ情報が適時に経営者が掴める状態が望ましい自計化です。
パソコン会計の導入によって経理業務の合理化だけでなく、経営の合理化につなげなければならないということです。