バランス・スコアカード(BSC)というフレームワークをご存知だろうか。
すでに二十年近く世界で利用されており、日本でもここ数年取り入れている会社が多いようだ。
経営の見える化が企業経営のテーマになっている。
見える化=見せる化である。
経営者や管理者の考えていることが末端までしみこまなければならない。
BSCでは、戦略マップを作成することになる。
学習と成長の視点、業務プロセスの視点、顧客の視点、財務の視点の4つの視点で経営を考えることが基本だ。
最上位に財務の視点がくる。
会計事務所や経理部門ではこの財務の視点の説明が中心になってくる。
財務の視点、財務の効果を得るために、人材を鍛え、業務プロセスを見直し、顧客満足を満たさなければならないが、この部分は経営者や現場のスタッフの仕事になるだろう。
バランススコアカードの効用は多々あるが、中小企業では社長自身が会社の行く末を考え、部下と共有する上で非常に役立つと思う。
たとえば、経営計画の作成時、BSCの視点から考えてみるといいだろう。
もちろん、経営計画を作ったことがないという社長は是非この機会に作成を検討してみてはどうだろうか。
バランス・スコアカードを気軽に学ぶにはこの本がお勧め!