相続対策や事業承継対策のコンサルティングを再構築しようと考えたときにまず頭に浮かんだのが、経営者の気持ちをどう伝えるのかということ。
我々のような実務家は手続きや進め方などの支援はできるが、この想いや思いをどう伝えるかという支援がなかなか難しい。
机上の理論ではいかないのがこの「思い」なのだ。
・どう承継いきたいのか…
・創業したときはどんな思いだったのか…
・どんな苦労があったのか…
・どんなやりがいがあったのか…
・会社にとって重要な顧客は誰か…
・会社の強みや弱みは…
・コアコンピタンスは…
現社長自身も気づいてないことも多いのかもしれない。
それを引き出すこともコンサルタントやコーディネーターとして関わるFPの仕事になるかもしれない。
事業承継の支援だけでなく、相続対策のときもそうだろう。
・どんな思いで資産をまもってきたのか…
・先祖から受け継いだ財産を将来どうしてほしいのか…
・子供がうまれたとき、どんな気持ちだったのか…
・どのように資産をわけてほしいのか…
FPが相続対策や事業承継対策に関わるとき一番気にかけてほしいのがこの「思い」といえるだろう。