終活という言葉を知ったのは、実は最近のことです。
テレビで終活特集をやっているというつぶやきを目にして、「終活って何?」と思ったのが最初です。
別にいい言葉ではありません。
就活や婚活みたいに略すな!って嫌悪感を抱く人もいるかもしれません。
それでもなぜ、あえて「終活」という言葉でくくるのか。
税理士やFPとして相続税の申告の仕事をしていると、相続の問題って相続税だけじゃないよねって感じることがあります。
同じように、人生のエンディングのための準備って相続だけじゃないというのも感じることがあります。
老後のお金、手続き、介護、成年後見、相続税など高齢化社会になって重要性がますます増加しています。
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30代後半になって家族の死に立会い、死後の手続きを行うということを経験し、震災後には被災地ですべてを失って途方に暮れるお年寄りに出会い…今我々がケアすべき重要な課題に気がつきました。
終活の支援には幅広い知識と経験、ネットワークが必要となります。
税理士、行政書士、CFP、宅建主任者という個人財産管理の支援のために取得した資格や今まで相続業務に取り組んできた経験、他士業とのネットワークが役に立つ分野です。
現在、相続の分野には多くの方が参入してきています。
今後は競争も厳しくなります。
でも、社会的なニーズは高い、必要となる分野の仕事です。
ボランティアでもいいから少しずつ取り組んでいきたい…そんな風に考えています。