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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

マニュアルの弊害

会計事務所の仕事って定型的な仕事が多い職種だと思います。

特に会計事務所のスタッフについては入力作業が多いため、マニュアルが重宝します。

当社でも仕訳のやり方、申告書の入力方法などいろいろなマニュアルを作ってきました。

仕事は標準化されて、ミスが減りました。

社内のチェック体制も整ってきます。

でも、意外な弊害もでてきます。

職員のレベルが頭打ちになること…です。

マニュアル通りに作業を進めることはできてきます。

マニュアルに書いていないことや、複雑なことは確認してきます。

でも、会計事務所の仕事は定型的な仕事だけではありません。

特に、資産税などをスタッフに行ってもらう場合には、特に顕著になります。

事例についての取り扱いを条文や質疑応答事例などを参考に自分で考えるということができないままになってしまうのです。

入力や作業を効率的に行うという意味ではマニュアルはとても有効です。

でも、マニュアル型の人間がだんだん必要ない時代になっているのも事実です。

自分で考え、自分で調べ、自分で動けるような会計事務所スタッフの育成が今後の課題になってきそうです。

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