誰だった相手が嫌がることは言いたくないものです。
これを言ったら気分悪いだろうな…と思いながら伝えるのはとてもつらいものです。
でも、我々の仕事では時々そんな場面に遭遇します。
「これは経費にならないです…」
「これは租税回避、脱税行為です…」
「これはコンプライアンス上で問題があります…」
僕なんてこんなにはっきりといえないので、いつも恐る恐るです
先日、テレビドラマ「トッカン」で、家族を犯罪者にしたくないから、ダメなものはダメときっぱりいわなきゃっていう感じのシーンがありました。
駄目なものをダメだと言わないのは、相手のためではなく、自分のためです。
ドラマでは、偽善という言葉が使われていました。
本当に相手のことを考えるなら、きちんと言うべきことは言わないといけません。
逆にお客様の中には、わかっていてあえて突っ込んで来る人もいます。
試されている…?
そんなケースもあります。
そんな時はあえてきちんと伝える必要があります。儀式みたいなものです。
伝えないと一発で甘く見られます。
次から足元を見られることになります。最初が肝心っていうやつです。
きちんと伝えると、「やっぱりわかりましたか」という感じです。
チェックすることが仕事ですから、こういったブービートラップもきちんと見破ったというアピールが必要なときもあります。
言い方や伝え方もあると思いますが、何が本当にお客様のためなのか…ということを考えれば答えは一つです。
ほんのちょっとの勇気をもって、ダメなものはダメ…と伝えることが大事なのです。
それがお客様のため、自分のため、事務所のためなのですから