会計事務所の仕事をしていると、気になるのが顧問先の売り上げの金額。
なかなか売り上げが伸びない時代です。
それでも会計数値をみると、売上をのばさないとまずいよね…と思いながらもなかなかアドバイスはできないところでもあります。
売上を伸ばすためには客数もしくは客単価をあげなければならないのですが、具体的にどうやればあげられるのかという問題もあります。
中小企業においては実質的には会計事務所からアドバイスというよりは経営者自らが考えて、実践してもらうしかないというのが現状だと思います。
月数万の顧問料で、会計処理や税務処理を行って、マーケティングの指導までするのは難しいと思います。
それでもマーケティングの基本的な部分は理解しておかないと、アドバイスのしようがないのである程度の勉強は必要となります。
指導までいかなくても、助言やアドバイスは必要になりますからね。
ということで、こんな本を再度読んでみました。
転職してきた新人OLが、潰れかけた系列のイタリアンレストランを立て直すというお話です。
そこでマーケティングを生かして立て直すわけです。
著者が中小企業診断士ということもあって飲食店だけでなく、どんな業種の中小企業にもあてはまりそうです。
どちらかというと弱者の戦略になっていると思います。
会計事務所の経営にも学ぶべきところはあるな…と感じました。
新人OL、つぶれかけの会社をまかされる (青春新書PLAYBOOKS)/青春出版社
¥1,080