会計事務所では日々きちんと経理の入力をすることが強い会社のためには必要です…と伝えています。
正直、本当かよと思ってしまうこともあります。
別に経理を毎日つけたからって売上が増えるわけではないしね。
でも、毎日つけることもメリットがあります。
毎日帳簿をつけて管理すると日々の変化を掴めるということです。
今日の売上はいくらだった、昨日はいくらだったのに…
経費も昨日といくら違う…
今日はいくら儲かった、いくら赤字だった。
中小企業にとって必要なことは、単に毎日経理の入力をするということではないと思います。
毎日、結果を記録して反省することが大事なのだと思います。
だから、全部の入力ができなかったとしても、売上だけでもいいんだと思います。
まずは売り上げの推移を毎日見てみること。
そして、その推移の原因を考えてみたり、売上があがるための打ち手を考えみること。
そういったことを毎日続けることが大事なのだと思います。
飲食店であれば、1日の最後にレジを締めて、社長が原因や結果に対して仮説を立てることが大事なのではないでしょうか。
雨の日は客足が鈍るかた売上は減ると思っていたけど、実は長居をしてくれて客単価はよかったというような気づきもあるかもしれません。
経理担当者はなるべき毎日帳簿を締め切って、日々の損益レベルまで立てることができれば売上だけでなく、より立体的に業績の振り返りをすることができるでしょう。
日々の経理の入力はこの振り返りのための作業なのだということです。
面倒くさいですが、できれば毎日、難しければ週単位、それも無理なら最低月単位ではしっかり振り返りができるようにするのが経理の仕事なのかもしれませんね。