僕の家は普通のサラリーマン家庭の所謂中流に属する家庭で産まれ育ちました。
税理士って、親が税理士だったり(いわゆる二世)、実家が商売してたりという人が多かったりします。
なかなか普通の人には馴染みのない職業ですから、子供が夢みるような職業ではないわけです。
そのうえ我が家は転勤族で核家族ですから、あまりお爺ちゃん、お婆ちゃんがいる家の感覚がわからないというのが正直なところです。
ですから、会計事務所に入って地主さんの家に仕事で出入りするようになると、最初はかなりとまどいます。
地主さんは、地主さんの風習や価値観、慣習があります。
サラリーマン家庭に育った僕には理解できない部分もありますが、尊重しなければならないこともあります。
例えば、お盆の風習。
僕はお盆は8月の中頃で、肉や魚を食べてはいけない、海に入っては駄目というくらいの認識ですが、家によってはな7月の旧盆にお盆の供養を行ったり、先祖への供養のやり方もその家によって違うようです。
日本の伝統や文化って、こういったところではまだまだ伝えられていると感動すら感じます。
田舎っていいよね…
なんて、いわゆる田舎がない僕にはなんとなくうらやましい感じすらします。
資産家、地主さんのお客様への対応として、こういった田舎の風習や日本の原風景的な発想は、多少知っておいたほうがいいことだと思います。