税法理論は難しいとされています。
税理士でもきちんと税法を読みながら仕事をしている人は少ないでしょう。
むしろほとんどいないのかもしれません。
世の中には便利な解説本がたくさんあります。
税理士法人や会計事務所でよく見かけるのが図解シリーズです。
毎年、改訂されています。
1つの税目3,000円くらいですが、20種類くらいあるので、毎年そろえると結構な金額になります。
この図解シリーズ、その名の通り図で解説されています。
基本的な税法の内容はこの本で確認できます。
もちろん、法人税は別表という用紙に書いていくので、この図解だけではなかなか別表の作成はできません。
書き方の手引きなり、別表の書き方の参考書を読んで勉強するしかないのです。
ただし、ほとんどの会計事務所では手書きすることはないでしょうから、コンピューターから自動的に作成されていくことになります。
と思っていたら、意外にも大企業では会計事務所に頼まずにエクセル等で計算して、自社で作成していたりするから驚くこともあります。
条文を読むという習慣が、図解を読む、質疑応答事例集を読む、書き方の手引きを読むという習慣になり、さらにコンピューターに入力して終わり…というパターンもありますよね。
システムに依存する税理士にはなりたくないものです。
こんなことでは、条文を読む技術が身に付かない…って思ってしまいますが、なにぶん時間がなくて