当社では不動産管理法人のお客様も多くいらっしゃいます。
会社設立によるメリットの一つとして保険の加入というのがあります。
でも、保険の加入はただやみくもに入ればいいというわけではなく、何の目的でどの保険に加入するかを明確にする必要があります。
不動産管理法人での保険の入り方は、個人のサラリーマンが入るのとは全く違うアプローチが必要となるのです。
それでは、どのような目的と役割があるのかをまとめてみました。
基本的には地主さんなどある程度の資産があり、相続税の対象となるケースを想定しています。
【不動産管理法人とオーナーの保険提案】
1、法人で入る保険
・勇退時の生前退職金の原資として
・死亡退職金による退職金の非課税制度の活用のため
・退職金を原資にした代償分割資金、納税資金の確保のため
・会社の株式評価の引き下げのため
(掛け捨てタイプ/定期保険、長期型定期保険)
・経営者に万一の場合の事業継続資金として
・生命保険料を会社で経費化するとともに、個人の負担減を図るため
2、個人で入る保険
・遺言によらずに特定の相続人に財産を遺すため(受取人指定)
・流動性資金の確保のため
・生命保険の非課税制度の活用のため
・金融商品の選択肢の一つとして
(掛け捨てタイプ/定期保険)
・万一のときのための生活資金の確保のため
保険会社の方などはあまり個人の属性を考えずに提案してくるケースも多いと思います。
資産家の方や財産をお持ちの方は、万一のときの生活の保障はある程度財産で担保されています。
それよりも相続対策や節税などを考慮した提案が必要となるのです。