専門家になると相談対応をする機会が増えてきます。
当社は基本は継続的なお客様とのお付き合いなので人見知りの自分でもなんとかいままでやってこれています。会計事務所は正直、はじめましての方の相談は少ないのが実際です。
それでもたまにあるのがお客様からのご紹介や金融機関からのご依頼でご相談の対応をしないといけないケースもでてきます。
そのときに気をつけているのが気負わずに自然体で対応するということ。
明るく元気に挨拶をして、昔からのお客様と同じように親身にお話を聞くように心がけています。
初対面てお会いするお客様はどういった性格でどんな質問がされるかわかりません。
アェイな環境だとこっそり調べるわけにもいかないし、次回までの宿題にするわけにもいきません。
今回は提携先の金融機関のご依頼で相談会のお手伝いをさせていただいたので無料の相談会と言っても手を抜くことはできませんので、わかる範囲内で回答させていただきました。
相談会でたまにあるのが他の専門家に相談したら別の答えだったというもの。
そういうケースではいくつかの可能性が考えられます。
・そのとき回答した方の知識が足りない
・自分が間違っている
・ヒアリング内容が曖昧で相談者の前提がぶれている。
・複数の専門家の意見をきいていいとこ取りをしようとしている
専門家といっても知識や経験のレベルは全く異なるし、得意分野はあるでしょう。
一見さんの無料の相談者ですからどこまでヒアリングできているか微妙です。
そういった話はいきなり否定しませんが、事実認定や判断に絶対はないというようにお伝えします。
ヒアリングした結果、明らかに間違っているケースもありますけど。
自分の判断にも思い込みや聞き取り不足があるかもしれません。再度、聞き取った内容を整理する必要があります。
相談会というのもやはり経験していかないといけないと思います。慣れたお客様、いつもと同じ仕事をこなしているだけでは緊張感もないし、回答の瞬発力も育ちません。
10年以上前に税理士登録してすぐに区役所の相談会に応募して選ばれてしまったことがあります。もちろん先輩の同行もなく、専門書ももたずに緊張しながら答えました。
今でも相談会は緊張しますが、努力や経験は裏切らないと信じて対応できればいいかなと思っています。