実るほど頭を垂れる稲穂かなという諺があるそうです。
たぶん、いろいろ勉強したり経験を積むほど自分の知らないことがでてきたり、上には上がいることを知ってますます謙虚になるということだと思います。
我々専門家にとってもこれは大事かなと思います。
資格をとって終わりではないし、一つの山を超えた瞬間に次の山がさらに高くそびえたつというのが自分の感覚です。
そういえば西遊記にもそんなシーンがあった気がします。さんざん暴れまくって遠くまで来たつもりがお釈迦様の手の中という感じ。
若いうちはなんとかくまわりよりも自分のほうができている気になります。
できているつもりが、本当はほんの入り口というのが実務の世界だと思います。
最近やっとなんとなく税務がわかってきたような気がします。
税金の勉強をはじめて20年経ってやっとなんとなくおぼろげにつかみ始めたところです。
分かり始めたからこそ奥の深さや先人や諸先輩の偉大さにも気づきはじめます。
自信を失って消極的になるのもだめだけど、謙虚に学ぶ、知らないことは教えをこうという姿勢を失わずに学び続けようと思います。