自分でいうのも何ですが、仕事やプライベートで「いい人」と思われることが多いようです。
別に八方美人なわけでもなく、どちらかというとツンデレ系なわけですが、いい人、真面目そう、頭良さげ…などが形容詞としてつけられます
実際のところは別にいい人でもないですが、なるべく争いはさけるとか、他人の悪口や陰口はいわないとか、卑怯なことはしないとか自分なりのルールに従っているだけです。
最近よんだ雑誌に勤務税理士の方の投稿が掲載されていました。
二カ所で働いているそうで、こんな内容です。
1人の所長はビジネス志向で効率を優先して職員にも冷たい。けど事務所経営は順調だし、残業も少ない。
もう1人の所長は人情家で、職員にも優しくて無理な指示はない。所長は誰よりも残業して雑務をこなす。でも事務所経営は厳しい。所長は研修に行く時間もなさそう。
さてさて、どちらがいい所長でしょうか?
人間的には人情家所長かも知れませんが、経営者や専門家としてはダメでしょう。
いい人というのも時と場合によるし、叱れないとか、嫌われたくないというのは経営者として論外です。
雑務に追われて研修にでれない、勉強もできないでは専門家としても失格です。
どこかで大きなミスをする可能性は高いし、経営的にも危機は早晩訪れそうです。
専門家や経営者はスタッフや職員と同じ目線ではダメだと思います。友達になる必要もないし、仲良しサークルでもない、それぞれが自分の役割を全力でやればいいと思います。
雑務や雑用をやらせたら悪いかな…とか、担当外の仕事はまずいかなと思うことは確かにあります。
でもそのために雇用しているわけです。
雑用や雑務をやってもらうためのスタッフです。多少嫌な顔をされてもやってもらうしかないはず。
その分、所長としての責任を果たしてスタッフに安心して働いてもらうべきではないかと思います。
こういうのって上司、部下の関係でもいえるし、深い問題だと感じました。
投稿した方はそれでも人情家所長について行こうと決めたそうです。
それもいいかも知れませんね。
僕ならその人情家所長に駄目だししてまずは反省を促しますけどね。でもこういうダメで不器用な大人は憎めなくて嫌いではないけど