終活ブームの中でエンディングノートも話題に
終活とともにエンディングノートも少し前にブームになりました。
これも相続ビジネスとしては、使えるツールだと思います。
さっそく、エンディングノートをワードで作ってみました。
税理士さんや他の士業の方たちのホームページからダウンロードさせてもらったり、YouTubeなどでいろいろな動画をみせてもらって自分なりに研究してみました。
今までは正直、エンディングノートを甘く見ていました。
エンディングノートも奥が深い
遺言を書かないと意味がないのではないか…そんな風に思っていました。
同じように考えている専門家も多いと思います。
エンディングノートか…ふ~ん
という風に考えている人はいませんか?
遺言よりも手軽感がある
実際には遺言を書いてもらうというのはかなりハードルの高いものだと思います。
ある程度の資産家ですら遺言の提案になかなか動きだす方は少ないものです。
一方で、サポートする立場からいうと、少なくとも分け方くらいは教えておいてよ…
と思ってしまいます。
自筆証書ですらそうですから、専門家が常に提案する公正証書遺言までたどり着くまでにはかなり多くのハードルを越えなくてはいけません。
そこまで気持ちがいかない方には、もっと簡単に超えられるものを準備してあげないといけません。
法的にどうこうというよりも、まずは入口となるものをどのように提案できるかが大切だと思います。
また、遺言に書かない項目、書いても法的には効力がないようなことでも重要なことはたくさんあります。そういったことを書き残すという意味でもエンディングノートを活用するメリットはあると思います。
…というのが、エンディングノートを書く方にとってのメリットですが…
営業、マーケティングツールとしての活用
相続周辺のことをビジネスとして取り組むのであれば、やはり営業ツールとして使いたいところです。
遺言を作る前の、1段階前のステップとしても使えます。
公正証書遺言を作ってもらうには、ホップステップが必要となるからです。
このお客さんには遺言が必要だと思っているのであれば、まずはエンディングノートを勧めてみてはいかがでしょうか。
また、相続対策としての金融商品などを提案する場合にも、エンディングノートの書き方から入って、財産の状況等をヒアリングするという方法にも使えます。
財産の棚卸や相続税シミュレーションまで一気に進められるかもしれません。
ただ財産の聞き取りのためだけに…というのはあまり感心はしません。
きちんと専門家として傾聴して、自社の商品だけでなく、包括的に対策のアドバイスができるケースに限って使うべきでしょうね。
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