高齢者というのはなかなか手ごわい交渉相手です。
納得したのかな、、と思うと、そうでもない。
そうかと思うと、何年かたつと不意に動き出したりもする。
気まぐれだし、頑固だし、暖簾に腕押しだし…交渉相手としては結構な強者といえます。
何を言うかより、誰がいうか?
家族が伝えるよりも、専門家が伝えたほうが納得しやすいということもあります。
ただ、同じ専門家でも上から目線でものを言われるのと、心にささる言葉を言われているのとどちらがいいのかという話です。
いいコンサルタントはいい提案をするだけでは足りません。
いい提案をし、さらに行動につなげることができるのが本当にいいコンサルタントだと思います。
キラーフレイズはやはり…
それではどんな言葉が心にささるかというと、
- ご家族が将来安心ですよ
- 奥様も肩の荷がおりますね
- お孫さんにも感謝されますよ
こんなところではないでしょうか?
自分のためとか、節税のためとか、専門家に提案されてとかに関係なく、やっぱり家族に感謝されたいとか、家族のためになることをやり遂げたという足跡が欲しいのではないかと思います。
本当は節税のことが気になっていて、節税からの提案に心が動かされたとしても、最後に背中を押すのはこういった言葉だったりします。
相続コンサルタントとして成功するには?
最初に書いたように、相続コンサルタントとして成果をだすためにはいい提案をするのは当たり前のことです。
いい提案をしたからといって相談者が何も動かないのでは、何も提案しなかったのと同じです。
「いい提案をしてくれてありがとう、効果はよくわかった、考えておくよ…」と言わせてからがスタートなのです。
そこから行動につなげるまでが長い道のり、ここから先で結果がだせるかどうか、それが相続コンサルタントの真の腕の見せ所なのです。
はぐらかされたとしても本当にお客様にとって意味のある提案であれば、面倒くさがらずに行動までのサポートを時間をかけてすることが大事だと自戒を込めて思います。
ただ、これが本当に5年、10年というケースもあるのですがね