夏のこの時期になると、税理士受験生時代を思い出したりします。
昔はもっと頑張っていたな…とか、おっさんになったな…とか、考えるところはありますが、まあ過去の自分を振り返らずにただ前を向くだけなので新しいことに取り組まないといけません。
この時期になるとなぜか書店の資格本コーナーに行ってみたくなり、新しい挑戦のための情報収集にいそしむわけですが、実際には実務でがんじがらめの毎日なので新しい資格にチャレンジするのは厳しい現実が待っています。
ということで、資格試験ではなく自分なりに今勉強すべきテーマである相続や事業承継のコンサルに必要な知識を整理してみました。
相続・事業承継のコンサルに必要な知識
ざっとこんな領域でしょうか?
- 相続税、財産評価
- 民法(親族相続法/遺言・遺産分割)
- 小規模宅地の特例
- 一般社団法人、一般財団法人、医療法人
- 民事信託・家族信託
- 法人税・所得税
- 商法・会社法
- 自己株式(金庫株)・種類株式
- 組織再編税制
- グループ法人税制
- 不動産賃貸、資産活用
- 事業承継税制
- M&A
ということで、新しい資格どころではない現実がまっています。
※参考図書
税法グループ
- 相続税、財産評価
- 法人税、所得税
- 小規模宅地の特例
- 組織再編税制
- グループ法人税制
- 事業承継税制
法務グループ
次に法務のグループですが次のようなものが考えられます。
- 民法(親族相続法/遺言・遺産分割)
- 一般社団法人、一般財団法人、医療法人
- 民事信託・家族信託
- 商法・会社法
- 自己株式(金庫株)・種類株式
一応、行政書士登録をしていますが、資格をとっているわけではなく税理士資格で登録しているだけなので、やはり法務関係は弱い部分です。
大学の学部も商学部なので、学生時代もそれほどやっていない。
簿記や会計、経営系の学部から受験している税理士に共通の話だと思いますが、国税OBの税理士はもっと顕著だと思われます。
ということでビジネス実務法務検定2級なんていう資格をとったりもしていますが、やはり知識量は弱い。
弱い部分を法律系の書籍などを読みまくって勉強した時期もありますが…
ちゃんと勉強しないとね、、と思っている今日この頃です。
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コンサルグループ
タイトルがふさわしいかわかりませんが、その他の領域として次の二つ。
- 不動産賃貸、資産活用
- M&A
不動産については、宅建士や賃貸不動産経営管理士なんて資格をとったりもしました。
M&Aは、やはり専門会社に依頼したほうがいいように思うので、特に考えていません。
統括として
やはり相続や事業承継のコンサルに必要な知識の領域は広いといえます。
そしてそれぞれをきちんと勉強しようとすると結構大変です。
まんべんなく、というと相当の覚悟がないとできない話になります。
一朝一夕ではできないからこそ、専門領域として仕事ができるのかもしれません。
新しい資格…ではなく、今いるこのポジションでワンランク上の仕事ができることが社会人として正しい学びの在り方なのかなと思っています。