前回に引き続き、シニアPBのコンピューター試験についてです。
なかなか情報のないこの試験ですが、過去問とかないので正直しんどいです。
科目は7科目にわかれていますが、3コマでの試験になります。
- 第1単位:WM(ウエルスマネジメント)
- 第2単位:RM(リレーションシップマネジメント)、信託等、マス富裕層、職業倫理
- 第3単位:不動産、税金
FPの試験と重複する部分と重ならない部分がありますが、実務は今まで取得した資格の知識とかなりの部分が重なります。
試験はプロメトリックですから自分で予約をして、コンピューターで解いて…だめなら再挑戦という感じです。生命保険や損害保険の外務員の試験に仕組みは似ています。
僕は週末二日にわけて受験なので、1日目に3時間で主題数も多いWMにし、2日目にそのほか2コマの受験としました。
1日目 第1単位(WM)
前日の夜、年度末で送別会があったため多少アルコールを残しながらも、土曜日は午前中は図書館で最後の追い込みをし、午後から銀座のプロメトリックの会場に移動して受験しました。
WMとは基本的には投資運用の部分です。証券アナリスト協会の試験ですから数学や計算問題がでるのか、とびびっていましたが、これはほとんどでませんでした。
基本的には投資政策書とよばれている提案書をどのように作るのかというようなPBの業務の根幹の部分の知識やセンスを問うような問題が多かったように思います。
あとは事業承継や相続対策などの知識を問うような問題です。
3時間の制限時間ですが2時間ほどで見直しや迷ったところの再検討をして終了でした。
そこそこ迷う問題もありましたが、得点率80%で、合格ラインが70%ですから見事に合格でした。
試験のブースをでて、ペンなどを受け付けのお姉さんに返却すると、その場で結果通知の紙が渡されます。一応は裏返してくれていて、そのまま封筒にいれて渡されるのですが、内心は早く教えろ…と思いながらもそのまま受け取ってエレベーターへ…。
一人になってから内容を確認して、思わずホッとしました。小さくガッツポーズって実際にやらないよね、ドラマじゃないし。
WMの攻略法は?
結局、どうやって攻略するかですが、ないっちゃないよね…と思います。
自分の場合には実務での経験や知識が生きたかな…というのと、正直4択ですからなんとなるといえばなんとかなる。
4択でも明らかに違うのはわかるので最後は2択くらいです。絶対正解というのが半分、2択で迷うのが半分で結果75%のところまでもっていけば後は運です。
年に一度の試験ではないのでお金と時間はもったいないですが、だめなら再受験でいいと思います。
勉強法の正解はないですが、やっぱりテキストを読んで、問題集と覚えるまでやるというところと、あまり手を広げすぎないところかなと思います。
一応、FP1級のテキストを書店で購入して利回り計算とか勉強してみましたが、ここは本当に一夜漬け状態でした。また、参考書になっている証券アナリスト協会の教材も購入はしましたが…
それよりはテキストを投資政策書の部分を中心にもっと読み込んでおいたほうがよかったな、と思いました。