最近話題の家族信託、うちの事務所でも今度セミナーを開催する予定です。
でも家族信託や民事信託、きちんと勉強しておかないと怖いよね、、というのが実はあって、税理士事務所単独で組成するよりも司法書士とタイアップしたほうがよさそうに思っています。
うちの事務所もこれから取り組むところですが、とりあえず事前勉強をしてみたので読んだ書籍をいくつか紹介したいと思います。
正直、税理士なので法律や登記関係の細かい部分はいらないと思っています。制度の趣旨や使い方、税務の部分などを中心に勉強できればいいのかなと思います。
横浜の六角橋に事務所を構える司法書士事務所の代表が作者です。
税理士や士業向けのセミナーを頻繁に開催しているので、どこかで見かけたこともあるかもしれません。
うちの事務所とは提携関係にあり、今度セミナーを共同開催します。

認知症による不動産・預金の凍結を防ぐ 家族信託・活用ガイド: ?はじめて家族信託(民事信託)にふれる一般の方を対象に分かりやすく解説? 家族信託・相続・後見シリーズ
- 作者: 柴崎智哉
- 発売日: 2017/07/13
- メディア: Kindle版
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kindleで0円で入手できる本です。
ブームになる前から信託大好きおばちゃんのブログで知られる税理士の書籍です。
好きが高じて出版まで…ということで分かりやすくまとまっています。
前半は信託についての基本的な制度の概要、ほかの財産管理手法との違い、会計や税務の取り扱いが紹介され、後半は事例がいくつもケーススタディ的に紹介されています。
shintaku-obachan.cocolog-nifty.com
タクトコンサルティングの女性税理士の著書。
税理士会の研修などでも講演されています。 一般社団法人との親和性も高く、この二つが最近の資産税のトレンドなのかな…と思ったりします。
元タクトコンサルティングで独立した公認会計士、税理士の著書。
すでに三訂版まで来ていますから、それなりに売れているんだと思います。

実践/一般社団法人・信託・活用ハンドブック―相続贈与・資産管理・事業承継対策に役立つ!
- 作者: 白井一馬,村木慎吾,濱田康宏,北詰健太郎,岡野訓,内藤忠大
- 出版社/メーカー: 清文社
- 発売日: 2013/12/06
- メディア: 単行本
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グループで対話形式などを取り入れて書かれています。
税理士と司法書士など士業をクロスしたような対話もあり、法務と税務の両面で学べます。
ケーススタディや実際の信託契約のひな型も載っていて参考になると思います。
ただこういったひな型をそのまま使うのはリスクもあるようで、出版されてから信託を取り巻く状況も変わっているため、注意が必要というのはよく言われています。
事例も多くて結構読みごたえがあります。
白井一馬さんの著書で、信託だけでなく様々な選択肢を紹介しています。
税理士としてこれらのツールをうまく使って顧問先の課題を解決していくためのアイデア集といえます。