緊張感のない仕事はただの作業
会計事務所の仕事は単調である。
昨日も今日も明日もだいたい同じ仕事、来る日も来る日も…
毎日毎日僕らは鉄板の上で焼かれて…
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3年もたてばほぼ簡単な仕事は覚えてしまいます。
そうなると多くのスタッフはどうやって手を抜くか、効率よくこなすか…に心を奪われることになります。
最近、退職したスタッフの担当先を引き継いで中身を自分なりに精査していますが、内容的にはとても褒められたものではなく、仕事も勉強も表面的にやって手を抜いていたんだろうな、、と思って少し悲しく思いました。
手を抜くのは麻薬のように常習化する
でもスタッフだけでなく有資格者である我々もこういった誘惑にかられることはよくあると思います。
忙しくて手が回らないときに効率よくやって仕事をはかせるのは仕方ないですが、それほど忙しくない時期に、将来を見据えて実務に取り組む、新しいスキルを身に着けるということをやらないとダメです。
時間に余裕がある時期に、一度手を抜くことを覚えるとそこで成長はストップすると思ったほうがいいと思います。
手を抜く、専門性よりも効率重視で仕事するということは麻薬です。
今回は見つからなかった、たまたまミスしなかった、次もおそらく大丈夫…そうやって少しずつ仕事が雑になっていきます。
仕事を雑にやるのはスリや万引きと同じ
一度味を占めると次もなんとかいけそうな気がして、準備も怠るし、ろくに調べずに判断したり、確認をせずに作業を進めるようになります。
そしてミスをするのですが、これもうまく誤魔化す術を身に着けていきます。
よっぽどのことがないと上司や税理士に報告をしなくなります。いわゆる隠蔽です。
スリや万引きと同じで常習化して、自分ではこのままではまずいと思っても抜けることのできないことになります。
日曜日にやっているブラックペアンではないですが、仕事が雑になって手を抜く奴は死んだほうがいい、とは言えませんけど、誘惑に負けて堕ちた人間はプロフェッショナルになることはもう無理なので引退したほうがいいように思います。
もちろん自分だって完璧ではなくミスをすることもありますが、手は抜かないし、可能な限り準備を万全にして、ミスを防ぐようにはします。
それは自分がミスをすると誰ももみ消してくれないし、リカバリーもしてくれないからです。
大した準備もせずにミスする奴、手を抜いて雑に仕事をしてミスする奴は死ね、、と思うけど口にだしたらヤバイんだろうな
常に緊張感やわくわく感をもって仕事をする
雑にやらないようにするには自分を強くもって自制心を働かせるのが一番です。
でも人間はそんなに強くない、多くの人は弱い生き物だ…そんな声も聞こえてきそうです。
自分は仕事の前の日、土日も含めてほぼお酒は飲まないし早く就寝して誰よりも早く出社しています。
プロとして当然の準備だからです。昔は普通に夜更かししていましたが、40代になってからは日中に集中力を切らせることもあったので止めました。
土日のうちどちらかは未来への投資という勉強にあてようと思って取り組んでいます。
自己管理こそがプロの条件だと思います。
仕事については最終判断、最終確認をするのが税理士の仕事なので責任感をもって税務判断を中心に行うことになります。もちろん、そのために常に最新の知識をもっていないといけません。
自分と未来は変えられる
そして単調な仕事でも常に新しい発見や知識を得たいというわくわく感をもって仕事をしています。
他人や過去は変えられないけど自分と未来は変えられる
最近読んだ本にそんなことが書いてありました。
未来は現在の進行形です。自分を信じて未来のために目の前のことに全力で取り組む、そんな当たり前のことが大事なのかな…と思っています。