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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

成功者になれば幸せなのか?自分なりに考えた答えは…

ブログの更新をせずに1か月以上、精神の旅にでていました。

精神の旅へ

この1か月さまよっていたのは成功者になれば幸せなのか?ということです。

もちろん、成功という意味は人によって異なります。

資格で飯をくう我々士業にとっては、試験に合格して実務経験を積んで、とりあえず生活ができるレベルから、普通のサラリーマンを超える年収を得る段階までくると成功といえるのかな…と思います。

もちろん、これは経済的な成功であって、スキル面でいうとそれなりに自分でOKがだせるほどのスキルレベルに達すれば成功とも言えます。

スキルって自分で自分のこと、一番よくわかるんだよね~

自信をもって、「~~士です」って元気に自己紹介できれば一人前と自分で認めたことなんじゃないでしょうか?

でも、「成功=幸せ」って言えなくないですか??

経済的な成功=幸せなのか?

ぼくも普通の同年代のサラリーマンの平均年収の2倍や3倍以上の給料をもらってやっていますが、だいぶ前からお金に対する幸せって感じられなくなってきています。

最初の頃は、ハングリーだったし、お金を稼ぐことが自分のアイデンティティを満たしてくれるように感じたこともあります。

でも、それをすぎてお腹いっぱいになると、それでは満たされない心の穴ってものを感じ始めます。

  • 何のために頑張っているんだっけ?
  • そもそも誰のために仕事しているんだっけ?
  • こんなことをやるために勉強してきたんだっけ?
  • 自分はだれの人生を送っているんだっけ

感謝されることも確かに心の支えにはなりますが、別に感謝されるためにやっているわけでもないって心のどこかで思ってしまいます。

外からわからないし、自分では結構面倒くさい奴ですが、心のバランスを崩して、壊れ始めてきます。

これはもうある日突然ではなく、自分を騙しだましやっているうちに中が腐っていくという感じだと思います。

 

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そうです、もう頑張れない!って本気で思ってしまっていました。

少しだけ休みたい、子供の頃すぎした田舎でしばらくのんびりしたい…という風にも感じていました。

でも、現実から逃れられない、離れられない、わがままも言えない…自分が我慢すればすべてうまくいく…

こういったもがきは初めてのことではなく、今までも多少は感じていたことです。

でも、自分ときちんと向き合わずに結局はなんとなく自分を誤魔化して乗り切っていました。

 

今回は逃げずに自分と向き合ってみようと思って、メンタルな部分を掘り下げて取り組んでみました。我々の仕事はアスリートと一緒だと思っています。プロのスポーツ選手にメンタルトレーナーが必要なように専門職やプロフェッショナルと呼ばれる人にもメンタル面のサポートが絶対に必要だと思います。

 

メンタルトレーナーをめざす人がはじめに読む本

メンタルトレーナーをめざす人がはじめに読む本

 

 

でもなかなか他人に任せたり、専門のところがないから自分でなんとかやってみるしかない。週末は少し実務を離れて、心理学やメンタルに関するを読みたいだけ読んで考える時間をとってみよう思ったときに気づいたことがあります。

 

本当の成功って、経済的な成功よりも精神的な満足、幸福感にあるのではないか??

これが自分のたてた仮説です。

なんだか安っぽい綺麗ごとです。字面だけは恰好いいけど、腑に落ちることはなかなかありません。幸福感って何なの?自分は何に幸福を感じるのかすらわかっていなかったのです。

自己受容から自己肯定へ

そこでコーチングの本やらカウンセリングや心理学関係の本をこの1か月くらいで30冊以上は読んだと思います。

こういったことにハマる時期があってもいいのかもしれません。

専門書やノウハウ本など実務で今すぐに必要な本はいくらでも読んできました。

その結果、経済的な成功は得ることができましたが、人間としての土台が追い付いていなかったようにも思います。

少なくても今の自分を受容して、自己を肯定する、ということをせずに、スキルアップや新たな知識の習得にばかり気をとられていました。

この1か月やってきたのは、まずはありのままの自分を認めて、自己肯定感を高めること、さらに自分自身の性格や本質は変えられないのだから、そのうえで対処法を考えるという自分の取り扱い説明書のようなものに取り組んだりしました。

本も結構読みましたが、Amazonの読み放題サービスを申し込んでいたので、コーチング関係をメインで読みつくしました。

その中でも「ザ・コーチ」という物語形式のシリーズは特に参考になりました。

 

ザ・コーチ

ザ・コーチ

 

 

ザ・コーチ2 ― 神様からのギフト

ザ・コーチ2 ― 神様からのギフト

 

 

ザ・コーチ3 時間泥棒と賢者の地図

ザ・コーチ3 時間泥棒と賢者の地図

 

かけがえのない存在である自分の弱さや強み、個性を大切にすることで、生きづらさから解放されたような気がします。

いつの間にか、過去の経験や資格、スキルに支配され、そのイメージの通りに生きることが義務付けられているようなプログラムに汚染されていた、そんな感じがします。

持っている資格やスキルはあくまでも道具です。

これからどこにでも行けるし、なんでもできる。

縛られずに自分らしく、自分の人生を生きよう…そんな風に思えてきます。

もちろん新しいキャリアに挑戦するわけではなく、目の前にある仕事に取り組みながらも、少しずつ変化を楽しんでいきたいと感じられるようになりました。

 

ということで、さらにパワーアップして、無事に復活しました。

これからまた実務を鍛え直します。

ただし、今までと違って今度は土台の部分、心の部分や、生きるためのゴールやミッションを意識しながら、地に足をつけてがんばろうと思います。

人生100年時代ですから、40代で燃え尽きるわけにはいきません。

もっともっと人生を楽しみたいし、学んで成長して貢献したいと思っています。

  • 経済的に満たされても心は常に満たされない人生か
  • 心は常に満たされてハッピーだけど、経済的にもスキル的にもお粗末な人生か

いやいや、どちらかが欠けてもぼくはダメだと思います。

それでも士業やプロフェッショナルとして取り組むべき順番は、スキルの充実や経済的な成功が第一で、次に心の充実や幸福感の増大だと思います。

だって、先に心が充実してしまったら努力しないでしょ!何か満たされないからがまずは頑張れると思います。

そして、これら二つが同じレベルでバランスが取れたときに、一つの階段を上れるのではないか、と最近思っています。

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